女医が休職すると家庭はどうなる?医師家庭のリアルな変化
医師が休職すると聞くと、多くの人はこう思うかもしれません。
「医者なんだから、いくらでも働き口はあるでしょ」
実際には、そんな単純な話ではありません。
私の妻は大学病院で産婦人科医として働いていましたが、 鬱で3年間休職しました。
そのとき家庭がどうなったのか。 夫の立場から書きます。
最初に起きたのは「時間が止まる」こと
休職が決まったとき、まず感じたのは 時間の感覚が止まることでした。
普通の会社なら
- 休職期限
- 復帰予定
- 制度
こういうものが比較的整理されています。
でも医局の世界は少し違います。
制度よりも、 人間関係と空気で回っている部分が大きい。
だから休職すると、 急に未来が見えなくなる感覚があります。
収入はどうなるのか
正直に言うと、 収入はかなり落ちます。
大学病院勤務時代は、 バイト込みで年収1200万円ほどでした。
休職すると当然それは止まります。
ただ、ここで意外だったのは 家庭がすぐ破綻するわけではないということです。
生活レベルを少し調整すれば、 思っていたほど極端な崩壊にはなりませんでした。
一番変わったのは「家の空気」
休職して最初の頃は、 過呼吸やパニックが続きました。
薬の影響でぼーっとすることも増えました。
でも、ある程度時間が経つと、 少しずつ変化が出てきます。
例えば、
- 普通に眠れる日が増える
- 食事を楽しめる日がある
- 会話が増える
そういう小さい変化です。
医局で働いていた頃は、 家の空気がずっと張りつめていました。
休職して初めて、 家庭が家庭らしく戻る瞬間がありました。
休職しても、すぐに元には戻らない
これは誤解されがちなところですが、 休職すればすぐ回復するわけではありません。
回復はかなりゆっくりです。
そして途中で
- 焦り
- 罪悪感
- 将来への不安
が何度も出てきます。
特に医師は 「自分がいないと現場が回らない」 という責任感を強く持っています。
だから休むこと自体が苦しい。
働き方を変えるという選択
最終的に妻は 大学病院には戻りませんでした。
現在は
- 健診
- 産業医
という形で働いています。
収入は下がりました。
でもその代わりに
- 定時で帰れる
- 家族と食事できる
- 普通に休日がある
こういう生活が戻りました。
もし今、限界に近いなら
医師は 「続ける」ことを前提に教育されています。
でも、 働き方は一つではありません。
まずは どんな働き方があるのか を知るだけでも状況は変わります。
すぐ決断する必要はありません。
選択肢を整理するだけでも、 かなり視界が変わります。